本企画は、TSUTAYAプレミアムを利用して1日1本映画を鑑賞し、その記録を予想と感想を交えてお伝えしていくものである。
2020年1月6日の鑑賞タイトル『ミッション・トゥ・マーズ』
鑑賞前の期待値「NASAが協力したという火星の描写いかに?」
本日は、2020年の仕事始め&本企画での2020年鑑賞1本目、さらに世界的なスポーツの祭典イヤーなど、至るところで耳にしそうな「2020」というキーワードから本作をチョイス。
本作は、『アンタッチャブル』や『ミッション:インポッシブル』などで知られるブライアン・デ・パルマ監督が手がけたSFスペクタクル。消息を絶った仲間の謎を解明すべく、火星に向かう宇宙飛行士らの姿を描く。『スネーク・アイズ』から連続してデ・パルマ作品出演となった『フォレスト・ガンプ』 『アポロ13』などのゲイリー・シニーズと、『ショーシャンクの空に』のティム・ロビンスが共演している。
あのNASAが全面協力しており、どれだけ火星をリアルに表現しているかは楽しみ。また当時から見た20年後の“今”も気になるところだ。
鑑賞後の感想「宇宙を扱った作品のオマージュを進化した技術でアップデートしていた」
2020年、火星探査機マーズ1号が人類初の火星有人飛行に成功。しかし、火星調査隊は謎の現象に巻き込まれてしまい、レンラウが途絶える。宇宙飛行士のジム(ゲイリー・シニーズ)とウッディ(ティム・ロビンス)はレスキュー・チームを結成。マーズ2号に乗り込み、調査隊の救出のため火星へ向かう…。
鑑賞前にいくつか本作に対するレビューを流し読みしたところ、なかなか辛口評価が多くて不安がよぎったが、ふたを開けてみれば、意外や意外。思いのほか面白かった。特に前半戦の宇宙空間での葛藤は見入ってしまった。やはり映画の評価というものは、人それぞれということなのだろうか。
ただ、その面白さに揺らぎが見えるのが火星に到着して以降の展開。特段ひねったドラマが盛り込まれているわけでなく、言ってしまえば淡々と物語が刻まれていく。それ自体は決して悪いものではないのだが、前半の盛り上がりが見応えがあっただけに、クライマックスに向けて、もう少しアドベンチャーやサスペンスなどの付加要素があれば、ゲイリー・シニーズのクールでシニカルな持ち味が活きて良かったかも。
宇宙船内の回転式遠心装置をはじめ、多くの点で『2001年宇宙の旅』をオマージュしているのは感じられるが、同作からの映像技術の進歩が、より一層の迫力を持って描き出している点は特筆すべきだろう。回転する船内を立体的に捉えたカメラワークは見事だ。
火星人の描写や火星の見せ方も興味深く、宇宙ものの“アップデート作”として鑑賞すると、その魅力を存分に味わえるかもしれない。
『ミッション・トゥ・マーズ』で一番グッときたポイントは「宇宙ものへのリスペクト」
本作には宇宙ものの過去作の手法をいたるところに散りばめている。例えば『2001年宇宙の旅』などのオマージュらしきシーンが数多く登場するし、『アポロ13』や『アルマゲドン』といった作品の存在を感じることも。また、『未知との遭遇』を彷彿させる巨大隆起物やシグナル音を使った宇宙人との交信もあるので、そんな楽しみ方もありかもしれない。
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『ミッション・トゥ・マーズ』について
【製作年】2000年
【監督】ブライアン・デ・パルマ
【出演者】ゲイリー・シニーズ、ティム・ロビンス、ドン・チードル、コニー・ニールセン、ジェリー・オコンネル ほか
【あらすじ】2020年、NASAは人類初の火星への有人飛行を成功させた。だが調査中の先発隊が謎の怪現象に襲われ、突如連絡を絶ってしまう。
【Filmarks★評価】3.0(5点満点中)
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2020-01-06 11:50:00Z
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