名古屋グランパスの2021シーズン新体制発表会が17日、愛知県豊田市の豊田スタジアムで開催された。今季のスローガンは「All for NAGOYA―超える―」に決まり、小西工己社長(61)は昨季の3位を超える「リーグ優勝」を目標に設定。新加入選手6人を迎え入れた充実の布陣で、2010年以来、11年ぶりの栄冠を目指す。
本気のV宣言だ。昨季は3位。9年ぶりのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得し、躍進を印象付けた。ならば、今季目指す先はただひとつ。1400人の観衆の前で、小西社長は「リーグ優勝」を目標に掲げた。
「戦い抜いたその先には、新たな世界が必ず待ってます。昨季届かなかったリーグ優勝、そして、アジアへの挑戦。攻守一体のスピーディーで魅力あるサッカーを展開するチームが、作り上げられることを非常に楽しみにしています」
壇上に上がった新加入選手の顔触れに、クラブの本気度がにじむ。元日本代表のFW柿谷、MF斎藤、長沢。さらに、C大阪で主力だったDF木本に、U―23代表候補のDF森下もいる。実力・実績は、折り紙つき。新人MF児玉を含めた6人と現戦力の激しいサバイバルで、チーム力の向上が期待できる。
選手も優勝への思いを口々にする。昨季、2冠に輝いた川崎から加わった斎藤は「優勝の喜びを覚えているので、新しい地で(喜びを)また得られるようにしたい」。長沢も「タイトル獲得にフォーカスしてやっていきたい」と語った。
さらに、大森スポーツダイレクターは「監督からは『あと2人くらいとってくれ』と言われています」と追加の補強に含みを持たせた。開幕は2月28日の福岡戦(ベススタ)。胸のエンブレムに4つ目の星を加える戦いが始まる。
新体制発表会では今季の背番号も発表。新加入のFW柿谷の背番号は、前所属のC大阪時代と同じ「8」となった。昨季までつけたシミッチが川崎へ移籍したため、グランパスの8番は空き番号となっていた。ステージ上では早速、柿谷が8番をつけたグランパスのユニホーム姿を披露した。
C大阪では背番号8がエースナンバーとされ、現在同クラブの社長を務めるレジェンド・森島寛晃さんや日本代表としてW杯に2度出場した香川真司らが着用。昨季まで、柿谷もその系譜に名を連ねていた。
「なじみがあるというか、すごく好きな番号。新しい番号で、というより名古屋で同じ番号をつけて『名古屋の8番は柿谷』というふうになれればと思った」と柿谷。新天地で躍動し、背番号「8」を自身の代名詞にする決意を示した。
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