原作は“今一番面白いマンガ”と称され、累計800万部を記録する同名のコミックス。前作は2019年に公開された。岡田が演じるのは、天才的な殺し屋として裏社会で恐れられる殺し屋・通称“ファブル”。しかし、ボスから「誰も殺すな。普通に暮らせ」と命じられ、アキラという偽名で相棒のヨウコ(木村文乃)と兄妹のふりをして暮らすことに。
続編では、表向きはNPO団体「子供たちを危険から守る会」代表だが裏の顔をもち、前作の敵たちを上回る最恐の男としてファブルの前に立ちはだかる宇津帆(堤真一)が暗躍。すご腕の殺し屋・鈴木(安藤政信)と、弟を殺した因縁の敵・ファブルへの復讐(ふくしゅう)に燃える。一方、アキラは過去の事件で救えなかった車椅子の少女・ヒナコ(平手友梨奈)と再会し、想像もつかぬ大騒動へと発展していく。
昨年5月22日にリリースされた主題歌は、2020年の音楽シーンを席巻し、総ストリーミング再生回数は12.5億回を越え、YouTube再生数も2億8000万回を突破、2021年のグラミー賞で最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞にも輝いた。
「降り注いでくるのは苦しみの雨 降り注いでくるの 覚悟はできている、どうぞ降って できれば濡れたくないけれど、生きてはいるから どうぞ降って、雨よ、雨」という歌詞と、ガガとアリアナの2人によるパワフルな歌声が放つポジティブなメッセージは、困難に立ち向かうヒロイン・ヒナコを通して描かれる映画のテーマとも合致している。
ミュージックトレーラーは絶望のなかにいるヒナコと休業中の殺し屋・ファブルとの偶然の出会いから始まる。サビでは、華麗にアクションを決めるヨウコや、激しいカーアクションをはじめ、団地の巨大な足場が崩れていく中を駆け抜けるファブルの超絶アクションがアップテンポな曲に乗せて描かれる。一人の少女を救うため、“誰も殺さず”に戦いに挑むファブルの行く末は――。映画本編のみどころが主題歌とともにぎゅっと詰め込まれた映像に仕上がっている。
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