『科捜研の女』は、京都府警科学捜査研究所(通称:科捜研)の法医研究員・榊マリコ(※榊=木偏に神)を中心に、捜査一課の刑事・土門薫(内藤剛志)をはじめ、科学技術を駆使するひと癖もふた癖もある科捜研メンバーたちが、事件の真相に挑む姿を描いている。「-劇場版-」では、ドラマシリーズの魅力そのままに、映画だからこそできる物語の仕掛けを脚本の櫻井武晴(「名探偵コナン」シリーズ)が施し、世界同時多発不審死事件から始まる最難関の事件、現代最新科学では絶対に解けないトリックを操るシリーズ史上最強の敵がマリコたちの前に立ちはだかる。
本作で起きる最初の事件現場に居合わせる洛北医大の解剖医・風丘早月役の若村は、シリーズ初の映画化に際して「驚きが隠せません!」と興奮気味に話し、「風丘早月としては今回、冒頭から事件に絡むので、その動揺と職務を果たす心情が見どころです」とストーリーの一片を明かした。マリコと早月の解剖室での緊張感のあるやり取りや、捜査への情熱が昂じたときに魅せる二人のベストタッグも本シリーズの魅力の一つだが、果たして劇場版では二人がどのように絡み、どんな展開が待っているのか。
科捜研の一員としてクレバーで頼れる化学研究員・宇佐見裕也役を演じる風間は、「シリーズの最後を映画で締めるというのもかっこいいなと思いました」とこの劇場版を長期シリーズの集大成と位置付け、さらには「映画は、より大勢の方に『科捜研の女』を観てもらえるチャンスだと思い、いつもよりも少し気合が入りました」。
京都府警刑事部からは、厳格な性格で仏頂面だが部下思いの一面もある刑事部長・藤倉甚一役の金田が「劇場は私たち出演者と観客の皆さんが一緒に作り上げていく時間と空間だと思っています」と、マリコや土門のパワフルな捜査に負けず劣らず頑固で真面目な藤倉の活躍にも期待が高まる。
破天荒なマリコや個性的な研究員に振り回されながらも精一杯職務を全うする科捜研所長兼文書研究員・日野和正役の斉藤は「21年ですか…もしかすると誰もこんなに続くなんて思ってなかったんじゃないですかね(笑)」と言いながらも、映画化への喜びと感謝を熱く語った。
別人物の役を含めると、主演・沢口靖子以外で唯一シーズン1から出演している斉藤からは、「劇場版では、科捜研メンバーの日常もそれぞれちゃんと描いているので、ファンの方にはたまらない作品になる」と観客の心をくすぐるような言葉も飛び出し、愛されるファンムービーとしても楽しめることを約束。
京都府警のトップに君臨する本部長・佐伯志信役の西田は「スタッフ、キャスト念願の劇場版だと思います」と改めて関係者を労うとともに、「今回の劇場版は集大成として、事件への興味と同時に、マリコを中心とした大きな大きなホームドラマとしても楽しんでいただけるとうれしいですね」と、見どころを語った。
誰にでもタメ口で甘いもの好きな愛されキャラながら、科学捜査に対しては常に実証最優先の立場を崩さない物理研究員・橋口呂太役の渡部は「長寿シリーズ待望の映画化にレギュラーキャストとして参加できることに喜びと責任を感じ、大いに奮い立ちました」と話し、「テレビとは違う壮大なスケールで描かれるので、呂太はいつも以上にテンション高めです」とお茶目な呂太さながらに本作の完成度の高さを匂わせた。
あらゆるメカを愛し、サイバー捜査の道にも明るい映像データ研究員・涌田亜美役の山本は「映画化が決まった時は心の底から『よっしゃ!きたー!』って、めちゃくちゃうれしかったです」と素直に喜びを表した上で、「この映画を観ずに『科捜研の女』は語れません!」と力強いレコメンドが。
土門の相棒として西へ東へ奔走する捜査一課刑事・蒲原勇樹役の石井は、「皆さんとの何気ない会話からも、劇場版への特別な闘志や気迫をいつも以上に感じました」とキャスト陣の並々ならぬ気合いについても言及。さらに、「豪華ゲストや京都の美しい景色の映像美で、ドラマでは見られないような特別な『科捜研の女』になっています」と劇場版のスケールの大きさについても熱く語っている。
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