銀行にお金を預けるなら、少しでもメリットのある預け先を選びたい……! しかし、銀行の数は多く、どこを選べばいいか迷ってしまいます。今から貯金用口座を作るなら、どこの銀行がいいのでしょうか。本稿では、特に金利の高さに注目し、ネット銀行の中からおすすめの8行をご紹介します。
ネット銀行がお得な理由とは
貯金用口座とは、名前の通り、お金を貯めておくための口座です。一般的には、生活費用口座とは異なり、入出金の頻度が低くなるのが特徴です。出し入れが少なく、お金を積み立てていく口座ですので、最も優先したいのは「金利」でしょう。となると、おすすめなのは「ネット銀行」です。
2020年7月現在、メガバンクの普通預金金利は0.001%。定期預金金利も大きく引き下げられ、0.002%です。一方、ネット銀行の中には、メガバンクや店舗型銀行と比べて金利がお得な銀行がたくさんあります。また、ネット銀行は金利が有利なだけでなく、手数料が安くサービス面も充実しています。
取引はコンビニATMから行えますので、利便性にも問題ありません。様々な点で優れているネット銀行ですが、今から貯金用口座を作るならどこがいいのでしょうか。特に金利がお得になるネット銀行を選んでみました。
貯金用口座におすすめネット銀行8選
1．あおぞら銀行BANK支店
普通預金の金利が0.20%と高金利なのが、「あおぞら銀行BANK支店」です。メガバンクの普通預金金利と比較すると200倍、定期預金金利と比較すると100倍もあり、金利が高いことで知られるネット銀行の定期預金金利に匹敵する高金利となっています。
なお、定期預金金利は、1年もので同じく0.20%、3年ものと5年もので0.15%です。ゆうちょ銀行ATMなら、入出金手数料が何度でも無料と使い勝手の良さも嬉しい銀行です。
2．GMOあおぞらネット銀行
「GMOあおぞらネット銀行」は、2018年に誕生した新しいネット銀行です。GMOクリック証券と口座を連動させる「証券コネクト口座」を利用すると、普通預金金利が0.001%から0.11%に大きくアップします。
GMOあおぞらネット銀行の口座とGMOクリック証券の口座は同時に作成でき、証券口座から投資をしなくても0.11%の高金利を受けることができます。
3．楽天銀行
「楽天銀行」では、楽天証券と口座を連動させる「マネーブリッジ」を利用すると、普通預金金利0.10%が適用されます。楽天銀行と楽天証券の口座は同時に開設でき、証券口座から投資をしなくても優遇金利が適用されるため、手続きのハードルが低いのも嬉しい点です。また、振込等の取引で「楽天スーパーポイント」が貯まります。
4．東京スター銀行
「東京スター銀行」では、給与振込先として指定すると、普通預金金利が通常の0.001%から0.10%にアップするサービスを展開しています。定期預金のラインナップも豊富で、金利0.10%～0.25%の「スターワン円定期預金プラス」や金利0.05%の「スターワン1週間円預金」などがあります。
また、メガバンクやゆうちょ銀行、コンビニATMなどの利用手数料が月8回まで実質無料(翌月にキャッシュバック)になるなど、手数料もお得に使えます。
5．auじぶん銀行
「auじぶん銀行」では、auカブコム証券の口座と連動する「auマネーコネクト(auじぶん銀行自動引落(口座振替)※リアル版)」を利用すると、普通預金金利が通常の100倍である0.10%に跳ね上がります。
さらに、預入残高や利用状況に応じて特典が受けられる「じぶんプラス」のステージによって、ATM利用手数料が最大月11回まで無料、他行への振込手数料は最大月15回無料となり、三菱UFJ銀行への振込は何回でも手数料無料となります。
6．イオン銀行
「イオン銀行」では、「イオン銀行Myステージ」によって、適用される金利や手数料無料の回数など特典が異なります。普通預金金利は最大0.10％で、条件のクリアが比較的簡単な「シルバーステージ」の普通預金金利は0.03%です。
シルバーステージになるには、「イオンカード」の利用代金引き落とし、入会金年会費無料の「イオンカードセレクト」の契約、「イオン銀行」のインターネットバンキングの登録などでスコアを稼げば、ステージ条件を満たすことができます。
7．SBJ銀行
「SBJ銀行」は、韓国大手銀行の日本現地法人として2009年に開業した銀行です。普通預金金利は0.02%、定期預金金利は、1年ものが0.12%、3年ものが0.15%、5年ものが0.20%となっています。
SBJ銀行はユニークな商品も多く、100万円までの預入で高金利が適用される定期預金の「ミリオくん」や、1週間という超短期の定期預金「なのかちゃん」などのラインナップがあります。また、セブンイレブンやミニストップ、ファミリーマートのコンビニATMなら入出金手数料が合計月10回まで無料、他行あて振込は月7回まで無料と便利に使えます。
8．住信SBIネット銀行
「住信SBIネット銀行」では、SBI証券の口座と連携させる「SBIハイブリッド預金」を利用すると、普通預金金利が通常の0.001%から0.01%にアップします。住信SBIネット銀行とSBI証券の口座開設は同時に行え、証券口座からの投資がなくても優遇金利は適用されます。
また、商品やサービス利用に応じて特典が受けられる「スマートプログラム」のランク制度により、コンビニATMの出金手数料が月2回～15回、他行あて振込手数料が月1回～15回無料になります。
口座を使いこなし賢く貯金を
今回は、貯金用口座におすすめのネット銀行を8行ご紹介しました。口座は生活費用口座や貯金用口座のほかに、急な出費に備える「予備費口座」を作っておきましょう。
給与が振り込まれたら、貯金用口座や予備費口座に必要な金額を移します。それぞれの口座にしっかり役割を持たせると、やりくりがうまくいき貯金もしっかりできますよ。
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August 06, 2020 at 09:16AM
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