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Thursday, July 9, 2020

「普通預金だけ」から脱出!貯蓄が300万円できたら? - マイナビニュース

「貯まる人」にたくさん取材をしてきた私ですが、貯蓄のほとんどを「普通預金」に預けっぱなしで、「その後どうしたらいいんだろう」と困っているという方に多く出会います。

◆ある程度貯まったら、「ふやす」ことも検討しよう
これまで私は「貯まる人」にたくさん取材をしてきましたが、意外なことに、取材でお会いした方のなかには、「1000万円もの貯蓄をすべて普通預金に入れっぱなし」「次の一歩をどうしたらよいのか……」と、悩んでいる方が多いのです。

また、「500万円ほど貯まったけれど、どうしたらいいかわからない」という声もよくお聞きします。

銀行の普通預金の金利は、大手銀行なら0.001%程度。100万円預けても、1年間で10円(税引前)の利子しかつきません。定期預金も0.002%程度で、普通預金とあまりかわりません。

ところが、さらに金利のいいものに預けたり、一部を投資にまわしたりすると、貯蓄を元手に少しずつふやしていくことも可能なのです。

そこで、ある程度(おおまかな目安としては300万円程度)貯まった人に向けて、次のステップについて紹介します。

◆ステップ1:ネット銀行の口座開設をして、定期預金をはじめる
貯蓄初心者さんは、「元本保証のものに預けたい」「せっかく貯めたお金を減らしたくない」という方が多いと思います。そこで、元本保証の「定期預金」のうち、少しでも金利のいいものに預けかえてみましょう。

ボーナスシーズンは、金利アップキャンペーンをすることが多いので、ぜひチェックしてみてください。

◆ステップ2:ネット証券で月1000円程度の投資を始める
次に検討したいのが、「ネット証券」で小さい金額で投資を始めてみることです。貯蓄初心者の方は「投資なんて、怖い」「投資は、お金が減りそうで心配」という方が多くいらっしゃいます。それは「投資=大きなお金が必要だ」と感じるからではないでしょうか。

確かに、一生懸命働いて貯めたお金を投資して大きく損をしては大変です。ところが、実はネット証券などであれば、月に1000円程度の小さな金額から投資を始めることもできるのです(月々の最低積立金額は、500円、1000円、1万円など、証券会社によって異なります。ネット証券なら、最低積立金額が小さいところが多いです)。

「株」を買うとなると、銘柄選びも難しく、急激な値下がりが怖いと思いますが、「投資信託」なら、たくさんの株をまとめて束にして買うイメージですので、株を1つだけ買うのに比べて、リスクが分散される効果があります。

さらに、まとめてドンと1回で買うのではなく、毎月少額ずつ積み立てることで、値動きのリスクも分散されます。

投資が初めてという方はまず、日本株式の「インデックスファンド」を選ぶのも手です。インデックスファンドとは、日経平均株価など、“指数”と呼ばれるものに連動することを目指す投資信託のこと。

日本株式のインデックスファンドなら、東証1部上場の主要な株全体を買っていくようなイメージです(しかも1カ月あたり、1000円などの小さな金額から始められます)。

もし、月々2000円投資できそうなら、日本株式インデックスファンドに加えて、例えば外国株式インデックスファンドを選び、1000円ずつ投資するのもよいでしょう。「積み立て」を選んで、途中値下がりしても気にせず(逆に値下がりにより、安く買えることになります)、長期間投資していきたいですね。

◆ステップ3:月5000円でiDeCo(イデコ)を始めてみる
最近「iDeCo(イデコ)」という言葉を耳にすることはないでしょうか。個人型確定拠出年金の愛称なのですが、このイデコは「老後資金を自分でつくる代わりに、税金を軽くしてあげますよ!」という制度です。

毎月、イデコで投資信託を買っていくことで、3つの税金のメリットがあります。

1:毎月購入した金額の分は、税金が軽くなること(掛金全額所得控除)
2:利益が出たらその利益に対して税金がかからないこと
3:将来受け取る際の税金が優遇されていること

働き方などによって、毎月利用できるお金の上限は異なります(勤務先によっては利用できない場合もあります)。いずれも最低金額は月5000円からですので、「月に5000円ずつだったら、老後資金として準備してもよいかな」と思う方は、始めてみてはいかがでしょうか。

ただし、老後資金目的ですので、原則的に60歳になるまでお金を引き出せず、金融機関とは長いお付き合いになります(途中で変更することも可能ですが、少々手間がかかります)。慌てて始めることなく、どこが使いやすいか、どんな商品にするかをじっくり調べてからにすることをおすすめします。

私も、2014年から個人型確定拠出年金を活用しています。60歳まで引き出せないことは、逆に「しっかり老後資金が準備できる」というメリットだと感じています。

ステップ1、2、3、いずれに進んだとしても、これまでと同じように月々の貯蓄も続けていってくださいね。

以上、貯蓄が300万円程度貯まった後、「普通預金だけ」から脱出するステップについてお伝えしました。預金から、一歩踏み出してみると、世の中にはさまざまなお金のふやし方があるということが見えてくるはずです。まずは無理のない金額で、スタートしてみてくださいね。

文=西山 美紀(マネーガイド)

本記事は「All About」から提供を受けております。著作権は提供各社に帰属します。

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July 09, 2020 at 05:30PM
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