[ニューヨーク 6日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が利上げを続ける中、消費者は何カ月も銀行に預金金利引き上げを訴えてきた。アナリストらによると、先月に銀行不安が市場を揺るがしたことを受け、預金者をつなぎ留めようと銀行が特典見直しに動いた。
米銀は主に新規の口座開設や定期的な入金にボーナスを提供している。中堅銀シリコンバレー銀行(SVB)とシグネチャー・バンクが先月破綻して以来、中小金融機関からは1190億ドルの資金が流出している。
キャピタルワン・フィナンシャルは普通預金口座を開設し、90日間1万ドル超預けると100ドルのボーナスがもらえると宣伝。10万ドル超の預金にはボーナスを1000ドルに増額する。
ディスカバー・フィナンシャル・サービスとレンディングクラブも同様の特典を提供。米銀からの預金流出が始まる前から実施していた。
シチズンズ・ファイナンシャル・グループが3月10日以降に顧客に送った電子メールによると、毎月100ドルを3カ月にわたり預け入れ、最低残高を維持した顧客に25ドルのボーナスを提供している。
調査会社ミンテルのアンドリュー・デービッドソン氏は「金利上昇に伴い高利回りの普通預金が再び人気化」し、一部の銀行が金利ランキングの上位を狙った激しい競争を繰り広げていると述べた。預金残高の減少が競争に拍車をかけ、ここ数週間で顧客に働きかける企業が増えたと指摘した。
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