ＬＩＮＥ（ライン）とタイの商業銀行大手カシコン銀行の合弁会社カシコンＬＩＮＥは、2021年に銀行サービス「ＬＩＮＥ ＢＫ」の登録ユーザー数が390万人を突破したと明らかにした。今年は地方市場の開拓や審査の効率化を進める。27日付プーチャッカーンが報じた。
ＬＩＮＥ ＢＫの普通預金口座数は450万件、定期預金口座は10万件、デビットカードの発行枚数は200万枚、ローンが50万口座で、貸付残高は270億バーツ（約932億円）超となった。
今年は既存の４サービスに加え、無料通信アプリのＬＩＮＥと連動したサービスを年央に開始する予定。融資や銀行取引といった主要事業の正確性と効率性を向上するため、融資審査への人工知能（ＡＩ）の導入も予定する。顧客開拓は地方の会社員、フリーランサー、固定収入のない業者を主なターゲットとする。
カシコンＬＩＮＥは18年設立。ＬＩＮＥ ＢＫは20年10月にサービスを開始した。タイを皮切りに、21年４月に台湾で、同６月にインドネシアでサービスを開始しており、日本でも22年度（22年４月～23年３月）の銀行設立を予定している。
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