毎回、金融実務の基礎となる預金や為替業務の手続きについてのクイズを出題します。手続きの背景にある規程などもあわせて学んでいきましょう!
【預金編】預金の質入れに関する記述について、正しいのはどっち?
- A 債権質の効力が生じたことを主張するためには、質権設定があったことを第三債務者に通知するか第三債務者の承諾を得る必要がある
- B 預金債権の質入れは、質権設定者と質権者の合意があっても、預金証書・通帳の交付を受けなければ質権設定の効力は生じない
民法上、財産上の価値がある債権は、質権の目的とすることができます(民法362条1項)。しかし、金融機関は各種の預金規定により預金債権の質入れを制限しています。金融機関がこの特約について解除することを承諾すれば、預金者は預金債権について質権を設定することが可能になります。
各種の預金規定においても、金融機関がやむを得ないものと認めて質入れを承諾する場合には、金融機関所定の書式により行う旨を定めています【普通預金規定(例)9条2項】。
金融機関は質入れに関して2つの立場に置かれる
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