2. 取引先にアドバイスして資金繰り表を作ろう
1. 資金繰り表作成をスムーズにする
資料&手順
決算書・試算表
前項で見たとおり、資金繰り表は、直近の実績2~3カ月分と、先行き半年~1年分で作成することが多い資料だ。
この資金繰り表を作成していくにあたっては、まず左側にある実績から数字を埋めていくのが無難である。実績はすでに結果が出ているので、ほぼ間違いのない数字を記載していくことができるからだ。
例えば、資金繰り表を作成する企業の決算月が10月だとすれば、2~3カ月後の12月や1月の時点では、月別の売上(9月は50万円、10月は120万円など)の具体的な数値がわかるはずだ。
ここで重要となるのが決算書や試算表だ。資金繰り表の実績欄に正確な数値を記載するには、これらが必須といえるだろう。また、その後に予想欄を記入していくにあたっても、実績値は参考になるはずだ。固定費など、支出が大きく変動する要素が少ない項目は、向こう半年間は同じ数値を並べて記入するとよい。
預金通帳
預金通帳も資金繰り表作成にあたり参考になる資料である。資金繰り表の実績値を記入していくにあたり、月初の預金残高と月末残高が合っているか、通帳で確認するとよいだろう(図表1)。
作成手順と工夫
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