今夏「みんなの銀行 Loan」。便利なウォレットで浸透
今後の展開として、2022年夏に「みんなの銀行 Loan」を開始予定。アプリ上に貸出枠を用意し、そこからタップして普通預金(Wallet)に任意の金額を移すだけで、ローンが借りられるというもの。画面には限度額のほか、年金利10.0%なども表示し、わかりやすく使いやすいローンサービスを目指す。
「消費性ローンサービスはレッドオーシャン」と語る永吉氏だが、みんなの銀行 Loanの強みとして、すべてアプリ内で完結でき、入力情報が1項目(年収情報)のみというシンプルさを強調。さらに、ユーザーの属性に連動したパーソナライズにより借入条件を0.1%刻みで130パターン用意した「ハイパーパーソナライズ」を強みと説明する。
また、銀行サービスを小売や他業界向けに展開する「BaaS」事業も2022年度中に開始を予定しており、APIなどの整備を進めている。これにより、例えばスーパーマーケットのような会社が金融サービスに紐づいた決済サービスなどを提供可能にする。
ユーザー拡大策として、Box作成で最大1,000円をプレゼントするキャンペーンや、プレミアムサービスの継続で預金金利を0.30%に引き上げる(通常はプレミアム0.20%)キャンペーンなどを展開。1年間預金獲得に苦戦したことから、業界最高水準の金利とすることで、多くの預金を集めていく考え。
預金については目標を下回ったものの「どうしたら集まるかもよくわかった」という。12-1月のボーナスキャンペーンで「抽選で現金が当たる」としたら100億円ほど増えたとのこと。キャンペーンが終わると徐々に減っていくものの、それでもベースの預金額はかなり増えるという。そのため、キャンペーンなどを組み合わせて預金拡大を目指す。
また、給与が振り込まれる「メインバンク」になっていくことが目標だが、「多くのお客様はすでにメインバンクがある。なので徐々に移っていただければいい。まずはサブバンクで、いろいろな機能がある『デジタルウォレット』として使ってほしい」と説明し、便利なお財布として使ってもらうことで、徐々に「メイン」を増やしていくという狙いを説明した。
からの記事と詳細 ( みんなの銀行 1周年、今夏にローン参入。デジタルウォレットを強化 - Impress Watch )
https://ift.tt/mpPl07T
No comments:
Post a Comment