日本銀行が金融緩和策を修正し、長期金利が上がった影響が早速、1月からの固定型の住宅ローン金利の大幅引き上げという形で表れた。個人の預金金利や、企業の借入金利はどうなるのか。
あるメガバンクの担当者によると、12月20日の日銀の緩和修正を受けた長期金利の上昇は今のところ、預金金利に影響していない。30日現在、3メガとも普通預金が0・001%、定期預金は期間にかかわらず0・002%で、日銀の政策修正の前後では変わっていない。
この担当者は、日銀が短期金利の操作として16年に導入したマイナス金利政策が撤廃されれば、普通預金などの金利が動く可能性があるとする。マイナス金利の導入前で普通預金は0・02%ほどだった。仮にマイナス金利が撤廃されても、日銀がその後も利上げを進めていかなければ、「わずかに上がる可能性がある程度」としている。
銀行はいま、積み上がった預金の運用先がみつけられない金余りの状況だ。預金集めのために金利競争をしていた時代とは異なり、すぐに金利が戻るかは不透明な面がある。
一方、日銀の緩和修正を受け、すでに影響が出ているものもある。
「短期金利にも変更ある」との見方
ある大手行は日銀の修正があ…
からの記事と詳細 ( 預金や企業の借入…日銀の政策変更、住宅ローン金利以外への影響 ... - 朝日新聞デジタル )
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