倉吉市の倉吉信用金庫の職員が、顧客の預金を着服し、さらに親族の幹部職員が隠蔽を図っていたとして、信用金庫は、着服した職員を懲戒解雇、幹部職員を諭旨退職の処分としました。
これは倉吉信用金庫の笠見和則理事長が、31日に記者会見して明らかにしました。
信用金庫によりますと、倉吉駅前支店に勤務していた20代の渉外担当の男性職員は、去年12月からことし5月にかけて、顧客2人の依頼で定期預金を解約して普通預金にした際などに、12回にわたって現金あわせて353万6000円余りを着服していました。
また、この職員から事情を打ち明けられた親族の幹部職員は、被害にあった顧客に口止めを依頼するなど、隠蔽を図っていたということです。
7月、顧客の親族から「不審な取り引きがある」と連絡があり、調べたところ、着服と隠蔽が発覚したということで、信用金庫は、顧客に弁済する手続きを進めるとともに、着服した職員を懲戒解雇、隠蔽しようとした幹部職員を諭旨退職の懲戒処分としました。
職員側から着服した全額が弁済されたことから、刑事告訴はしない方針だということです。
会見で笠見理事長は「地域の皆様とお客様に多大なご迷惑とご心配をおかけしたことを、心よりお詫び申し上げます」と述べて陳謝しました。
倉吉信用金庫は今後、渉外担当者が現金を扱う際は、複数の職員で対応するなどの再発防止対策をとるとしています。
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