「2021 JERA クライマックスシリーズ セ」が6日、阪神・巨人戦(甲子園)で幕を開ける。2勝先取の超短期決戦となるが、巨人・原辰徳監督(63)は大事な初戦に左脇腹痛を抱える岡本和真内野手(25)を欠いて戦う覚悟を固めた。4番には10月絶好調の丸を置く見込みで「1巨人TEAM」で下克上を目指す。主将・坂本勇人内野手(32)が阪神・高橋への雪辱を期せば、初戦先発の菅野智之投手(32)も「万全」を強調。投打の柱が虎狩りへチームをけん引する。
難敵との対戦を前に、坂本はメラメラと燃えていた。会見で司会者から意識する選手を問われると、「もちろん明日の先発の高橋遥人選手」と即答した。「今年も対戦しましたけど一番すごいなというボール投げていた。そういうピッチャーを打つためにトレーニングしている。今年は1点も取れていないので頑張りたい」。今季2試合対戦して16イニングで1点も奪えなかった。チームで唯一、高橋から2安打を放った主将が打線を先導し、やり返す。
“CS開幕戦男”のバットに期待大だ。坂本は過去11度CSに出場。そのうち初戦の成績は11試合で43打数14安打、打率3割2分6厘、4本塁打、6打点。出場した直近の3試合(16、18、19年)ではいずれも打点をマーク。独特の空気感漂う短期決戦で、勝負強さを発揮している。
原監督も言うように、先手必勝がカギとなる。坂本は今季の阪神を「若い選手がたくさん出てきて、戦っていてすごく勢いを感じた。守っていても嫌な雰囲気があった」と明かした。乗せたら止まらない怖さを実感しただけに、自らのバットで流れを作ってみせる。
甲子園でCSを戦った10年の第1Sでは2戦9打数4安打、打率4割4分4厘の大活躍。今季は甲子園で4本塁打、出塁率4割7分1厘と敵地では最高の数字も後押しする。この日は同球場で最終調整。「阪神、ヤクルトにやっぱり巨人は強いと思ってもらえるような戦いを見せられるように頑張りたい」。今季限りで引退する師匠・亀井と1試合でも長くプレーするためにも、まずは1勝をつかむ。(小林 圭太)
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