組織委は4月に観客数の上限を決める方針だった。だが、感染力が強いとされる変異ウイルスの感染者が増えていることや東京都などで緊急事態宣言が発令されたことを受け、慎重に判断する必要があるとして決定を先送りした。組織委の橋本聖子会長は記者会見で、「無観客という覚悟は持っているが、状況が許せば多くの人に見てもらいたい思いを持っている」と述べた。
会談では、同日に行われたコロナ対策を検討する政府の調整会議で決まった方針も示され、IOC、IPCも了承した。選手を含めた全ての入国者に対し、出国前96時間以内に2回と日本到着時にウイルス検査を求め、入国後3日間も毎日検査する。選手やコーチはその後も原則として毎日検査を行い、行動範囲の制限などを条件に入国初日からの練習を認める。これまで選手らの検査は最低4日に1回としていたが、対策を強化した。
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