空手の東京五輪女子組手６１キロ超級代表の植草歩（２８）＝ＪＡＬ＝を指導していた全日本空手道連盟の選手強化委員長・香川政夫氏（６５）が行っていた竹刀で顔面を突く危険な練習は医師からの“是正勧告”があった後も続行されていたことが３０日までに判明した。植草の代理人を務める境田正樹弁護士は３１日、スポーツ報知の取材に「この情報は把握していなかった。おそらく植草さんは相当ショックだと思う。一般論としても、連盟の強化部としてはあってはならないこと」と話した。
この日は全空連の倫理委員会が開かれ、植草と香川氏の２人にも事情聴取が行われる予定だ。
竹刀を突きや蹴りなどに見立て、防具なしで受ける練習は昨年１２月下旬から行われており、植草とは別の女子選手も、導入直後に竹刀が当たって目を負傷。植草も同様に１月下旬に同様に負傷した。立て続けに負傷者が出たことで、ともに診察にあたった医師が、全日本のスタッフを通じ、緩衝材をつけるなど、指導方法の見直しや工夫をするよう指導陣にも勧告。しかし、竹刀稽古は結局２月いっぱいまで続き、内容も改善される様子はなかったという。
からの記事と詳細 ( 空手・植草歩の代理人「本人は相当ショックと…」 医師の“是正勧告”スルーされていた - スポーツ報知 )
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