「毎月の貯蓄を意識しているのに、なぜか思うように進まない」
と感じられる方は多いようです。
「もっと収入を増やすことができれば解決するかもしれない」
と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、貯蓄のうまい人は決して収入が多いわけではありません。
自分なりの貯蓄のルールができていることが多いのです。
今回は、貯めたくてもなかなか貯蓄できないと思われている方のために、貯蓄の仕組み作りについてお伝えしていきます。
貯めるられる人の貯蓄の仕組み
なんとなく「貯蓄しよう」と思っても長続きはせず、途中で挫折してしまう人がほとんどです。
前述させていただいた通り、貯められる人は自分なりの貯蓄のルールがあることが多いのです。
それでは、貯められる人は、どのように貯蓄のルールを決めているのでしょうか。
■貯蓄の基本は「先取り貯蓄」
貯蓄がうまい人が取組む貯蓄の方法が「先取り貯蓄」です。
「先取り貯蓄」とは、「お金を使う前に貯蓄する」というシンプルな方法です。
ルール1:先取り貯蓄する
収入 - 貯蓄 = 生活費
人はお金があると思うとどうしても使ってしまうため、その前に貯蓄しておくと使わずに貯められるというわけです。
先取り貯蓄にもいくつか方法があるため、具体的なやり方を見ていくことにしましょう。
■(1)「積立定期預金」
多くの銀行では「積立定期預金」という商品を用意しています。
「積立定期預金」は、毎月決まった日に決まった金額を別口座に振り分けてくれるとても便利な商品
です。
「積立定期預金」を活用する際のポイントは、無理な積立を行わないということです。
まずは家計簿をつけて毎月の自分の支出を把握し、「この金額なら貯蓄できる」という金額を算出しましょう。
せっかく貯めたのに、お金が足りずに「積立定期預金」を崩してしまうことのないようにする必要があるのです。
■(2)「保険商品」
「保険商品」の中でも貯蓄性のある商品を活用することで、確実に貯蓄できるようになります。
「貯蓄性保険商品」の多くは、〇年まで支払わなければ返戻率が100%を下回るように設定されています。
そのため、「損をしたくない」という心理が働き、100%を上回るまでは貯蓄を続けることができるのです。
強制的に貯蓄できることはよいことなのですが、近年は低金利で昔ほど利率が高くはありません。
この点については「積立定期預金」も同様で「保険商品」もお金を増やすというよりも、確実に貯蓄するためという目的で活用するのがよいかもしれません。
■(3)「証券口座」を活用してみる
実はあまり知られていない方法が、「証券口座」で貯蓄するという方法です。
「証券口座」は株式や投資信託などを購入するために活用する口座なのですが、普通預金のように貯蓄だけをすることも可能
なのです。
「証券口座」に入金すると、MRF(マネー・リザーブ・ファンド)という形で口座に入ります。
MRFは、銀行でいう普通預金のようなもので、リスクの低い投資信託などで運用され、利息を得ることもできるのです。
しかし、普通預金と同様に低金利の現在では高い利回りを望むことは難しいと言えます。
「証券口座」は、銀行口座のように振込先として指定することはできず、キャッシュカードも存在しません。
入出金する際には、証券会社のホームページで入出金手続きをする必要があります。
つまり「証券口座」からお金を引き出すためには、1度証券会社のホームページで出金手続きを行い、銀行ATMでお金を引き出すという「2度手間」が発生するのです。
実は、この
お金を引き出すために「2度手間」がかかるというのは、引き出すのに面倒を感じるため貯蓄をするうえではとても効果的
なのです。
引き出しに手間がかかるような仕組みにすることで、無計画な貯蓄の取り崩しが減る可能性が高まるからです。
"普通預金" - Google ニュース
April 15, 2020 at 09:03AM
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貯められる人の「貯蓄の仕組み作り」3つのルールと「先取り貯蓄」の3つの方法(マネーの達人) - Yahoo!ニュース
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