皆さんは自分の子どものために、頂いたお祝い金やお年玉などを貯金しているだろうか。「教えて!goo」にも、「子供が生まれるのですが貯金の形態に悩んでいます」という投稿や、「学資金以外でどのようなお金が必要か」という相談が寄せられていた。一般的には、普通預金や定期預金、貯蓄性のある学資保険などが多く検討されているようだが、実際どれがよいのか迷ってしまう。そこで、ファイナンシャルプランナーの菅原直子さんに、それぞれのメリット、デメリットなどについて教えてもらった。
貯金といえば、一般的に普通預金や定期預金が思い浮かぶだろう。まずは、それらのメリットやデメリットについて聞いてみた。
「『普通預金』は、安全性が高く元本割れせず、必要なときに出金しやすい点がよいですね。デメリットは、利率が低くなかなかお金が増えない上、その引き出しやすさから、家計が苦しいときなどにちょっと借りるつもりで出金しかねないため、あまり増えていかない面でしょう」(菅原さん)
引き出しやすさのない、定期預金はどうだろうか。
「『定期預金』は、同様に安全性が高く元本割れしないこと、また、普通預金より金利が高く、満期日まで引き出せないのでお金を減らしにくいというメリットがあります。ただ、『総合口座』にして『当座貸越』ができる状態だと出金しやすくなり、普通預金同様に家計が苦しいときなどに引き出すと増えていきません。『借りる』ことで『借入利息』もかかり、結果的に赤字になることもあります」(菅原さん)
「総合口座」とは一般的に、普通預金や定期預金などを組み合わせたもの。総合口座にて、普通預金残高を超えて出金する際、定期預金等を担保として自動的に融資を行うサービスが「当座貸越」である。自動引き落とし日に普通預金残高が不足していても定期預金から立て替えが行われるので便利なサービスだが、借りっぱなしにならないよう注意が必要だ。
毎月一定の保険料を支払うことで、積み立てながら教育資金を準備することができる学資保険。メリットやデメリットは、それぞれどのような点だろう。
「『学資保険』のメリットは、総支払保険料に対する学資金合計額が、預金よりも増えるものがあることや、契約者である親が死亡した場合、以降の保険料を支払わずに学資金を受け取ることができること、まとまった金額(短期払い、前納)で保険料を払えるのであれば、割引があり、結果的に返戻割合を高めることが可能なことなどでしょうか」(菅原さん)
また、契約者を母親にすると、返戻率が高くなることもあるそうだ。
「保険料は契約者の年齢、性別および、子どもの年齢により決まるので、母親が契約者になったほうが返戻率が高くなることがあります。両親の収入が同じくらいの場合は、母親が契約者になってもよいかもしれません。父親のほうが収入が高く、父親に万一のことがあった際に保険料の支払いが負担になるようなら、多少の返戻率の差には目をつぶり、父親を契約者にすべきです」(菅原さん)
「満期まで継続的に保険料負担があるため、途中解約してしまうと、解約金はそれまでに支払った保険料合計額を下回る可能性が高く、元本割れしてしまうリスクがあります。現在の手元資金だけで全期間の保険料を支払いきれそうなら心配ありませんね」(菅原さん)
学資保険には、子どもの怪我や病気などに備える保障性を併せ持ったものなどもあるようだが、貯蓄性は異なるので慎重に選びたい。最後に菅原さんは、「利率がよく手数料などもかからないネット銀行なども一考するとよい」と添えてくれた。子どもの将来のための長期で大切な貯金なので、迷ったときは専門家に相談するのもよいだろう。
●専門家プロフィール:菅原 直子
ファイナンシャルプランナー。会計事務所向けオフコン販売や、外資系生命保険会社などを経て、湘南らいふでざいん菅原おふぃす主宰。主に、教育資金や生涯設計についての相談を受けながら、上手にお金と付き合い人生をエンジョイする方法を提案。
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